今話題の6次産業化とは?!

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは! 
  
今回は、「農業ビジネス論Ⅱ」という講義について紹介します。 
この講義では、全国で実施されている6次産業化の事例研究を行い、マーケティングやブランディングを取り入れた6次産業化成功の秘訣などを学んでいます。
 
みなさんは6次産業化と聞いてパッと思い浮かぶイメージはありますか?現在日本テレビで放送されている「ファーストペンギン!」というドラマでも「漁業6次産業化」というテーマを取り上げるほど、最近では6次産業化が盛んになってきており、耳にする機会も多いかもしれませんが「6次産業化」とは一体どのような取り組みなのでしょうか?
 
6次産業化とは、一次産業としての農林漁業、二次産業としての 製造業、三次産業としての小売業等の事業との 総合的かつ一体的な推進を図り、地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取り組みのことです。これは主に農林漁業者が中心となって行う事業ですが、農林漁業者と中小企業者が技術やノウハウを持ち寄って、新しい 商品やサービスの開発・提供、販路の拡大などを連携して行う農商工連携という事業も行われています。
 
第10回の講義ではこの農商工連携を実際に行って事業に成功した優良例から、連携関係にある企業や農商工連携を行うことで生まれた利点などを見つけ出すためのグループワークを行いました。
 実際の授業の様子
 
今回は「梅」「お米」など身近な農産物がテーマであり、それぞれ共同で新商品を開発し、多くの人に農産物の魅力を知ってもらおうとインパクトのある宣伝方法にするなど、細かいところまで工夫がされていると分かりました。みなさんも農産物の加工品などを見つけた際にはパッケージのデザインや商品のコンセプトが何であるかなど興味を持って考えてみてください! 
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
出典:・中小機構「新品種『露茜』等の茨城県産梅を活用した加工品製造・販売によるブランド化事業」『成功事例集(新連携・地域資源活用・農商工等連携)』〈https://www.smrj.go.jp/doc/regional_hq/kanto/2910yoshidaya.pdf〉(参照日:2022年11月28日)
・中小機構「新規需要米『越のかおり』を使用した半生タイ式米麺の開発と製造販売」『成功事例集(新連携・地域資源活用・農商工等連携)』〈https://www.smrj.go.jp/doc/regional_hq/kanto/3009mealworks.pdf〉(参照日2022年11月28日)
 
生命産業創造学科:小菅 来実
本記事相談教員:若栗 佳介、伊藤 美千代
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投稿日時: 2022年12月01日 (木)

カテゴリ: 講義紹介 生命産業創造学科

おもしろい日本酒の知識

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは!
 
今回は私が気になっている日本酒について紹介しようと思います。
私は元々日本酒に興味があり学びたいと思っていたところ、2年生前期の「地域産業ビジネス論」の授業で日本酒についてグループで調べる機会がありました。その授業で私が担当した酒の種類貯蔵方法を紹介していきます。
 
はじめにお酒は酒税法によると4種類に分けられます。1つ目は発泡性酒類で、ビールや発泡酒が含まれます。2つ目は醸造酒類で、清酒や日本酒、ワインなどの果実酒が含まれます。3つ目は蒸留酒類で、焼酎やウイスキー、ブランデーが含まれます。4つ目は混成酒類で、リキュールやみりん、梅酒などの甘味果実酒が含まれます。
醸造酒類の中に清酒と日本酒が含まれていますが、違いはご存じですか?清酒とは、「米や米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの」であり、日本酒は「原料の米、米こうじに日本国内産米のみを使用し、日本国内で醸造したもののみ」を指します。
 
次に貯蔵方法についてです。酒の種類や製造方法によって違いはありますが、一般的にはタンクの中や瓶に詰めて冷却するなどの方法で貯蔵されています。また、清酒は光と温度に注意しなければなりません。清酒は日光や蛍光灯などの光に当たると、清酒に含まれる糖類やアミノ酸などが熟成し着色成分ができ、変色してしまいます。さらに紫外線により、清酒の中に入っているビタミンなどの微量成分や有機酸などが分解され、独特な劣化臭が発生してしまいます。これらの対策として、下の写真のように瓶の色を、左から右にかけて紫外線を吸収しにくい褐色やエメラルドグリーンにしています。
            
                 写真1
 
また、新潟県内で変わった貯蔵方法を行っている酒造がありました。三条市にある福顔酒造株式会社の「洋酒樽で貯蔵した日本酒。」です。これはウイスキーの樽、バーボンの樽、ブランデーの樽で貯蔵した3種類の日本酒で、それぞれの芳醇な香りと、福顔酒造の日本酒が持つまろやかな旨味を生かすという洋酒と日本酒の良い所を組み合わせた商品だそうです。個性豊かな新しいお酒で、珍しいためプレゼント用として選ばれることが多いそうです。
                 写真2
 
私は20歳になり興味のあった日本酒を飲んでみましたが、まだおいしさは分かりませんでした…。また、近年若い人たちの日本酒離れが起きているそうです。新潟のおいしい日本酒を広めることで、若い人にもおいしいと感じてもらい色々な種類の日本酒を飲んでほしいです。私はこれから新潟の色々な日本酒を飲んで、おいしさを分かっていけたらと思っています。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 
【出典】
・写真1:ウェザーニューズ「お花見前に知っておきたい 紫外線を通しにくい日本酒の瓶の色は?」(参照日:2022年11月11日)
・写真2:福顔酒造株式会社「商品紹介」(参照日:2022年11月11日)
 
生命産業創造学科:石山 綺莉
本記事相談教員:若栗 佳介、伊藤 美千代
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投稿日時: 2022年11月14日 (月)

カテゴリ: 講義紹介 生命産業創造学科

今、進化しています!

 
応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは!
 
今回は、「農業経済学」の授業について紹介します。
この授業では、農業ビジネスの推進に必要な、生産、品質管理、制度、業界構造、金融、貿易について説明することができることを目標とし、農業の現状から将来あるべき姿まで幅広く学んでいます。
 
新潟県は農業が有名ですよね。新潟出身の方であれば、家が農家という方や学校の授業等で農業体験をしたことがあるという方が多いのではないでしょうか。
農業は大変そう、私達と同世代の仲間が少なそうなど農業に対するイメージは良いものだけではないと思います。しかし、その農業が今、進化しています。
 
ここからは、農業経済学の授業で学べる、農業と先端技術を掛け合わせた「スマート農業」について説明します。
スマート農業とは、ロボット、AI、IoTなど先端技術を活用する農業のことです。スマート農業は、作業の自動化、情報共有の簡易化、データの活用により、生産現場の課題を先端技術で解決します。
 
スマート農業を取り入れることで、具体的にどのようなことが可能になるのか説明します。
まず、ロボットトラクタ、スマホで操作する水田の水管理システムなどの活用により、作業を自動化し人手を省くことが可能になります。
次に、位置情報と連動した経営管理アプリの活用により、作業の記録をデジタル化・自動化し、熟練者でなくても生産活動の主体になることが可能になります。
そして、ドローン・衛星によるセンシングデータや気象データのAI解析により、農作物の生育や病虫害を予測し、高度な農業経営が可能になります。
 
出典:農林水産省「スマート農業の展開について」2022年10月
(参照日:2022年11月11日)
 
私は、農業がとても進化していることに驚き、農業に対するイメージが変わりました。
是非、家の周りや帰り道などの見慣れた風景をもう一度、見直してみてください。きっと、皆様の周りでも農業は進化しています。
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
 
生命産業創造学科:遠藤 星奈
本記事相談教員:若栗 佳介、伊藤 美千代
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投稿日時: 2022年11月12日 (土)

カテゴリ: 講義紹介 生命産業創造学科

新潟の餅やパックご飯はなぜおいしいの?

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは!
 
 
今回は「地域産業ビジネス論」という講義について紹介したいと思います。
この講義は自分の興味のある新潟県の製造業(ものづくり)と特色ある地場産業の変遷や過去、現在、未来、課題などを調べて、その内容をグループで発表するというものです。
 
私は新潟県の餅と包装米飯産業に興味があり、生産工程や流通形態、全国でのシェア率、最盛期などについて調べてみました。ここでは、シェア率について少し紹介してみようと思います。
 
新潟県はお米が有名な県として知られており、全国でのシェア率が1位というのは皆さんも知っていると思います。包装米飯も切り餅も原料はお米なため、これらのシェア率も当然全国トップクラスでした。あらためて新潟県のお米のブランド力を実感しました。
ちなみに、包装米飯というのはご飯を密閉できる容器にパックして長期保存を可能にしたもののことです。
 
新潟県産のお餅や包装米飯は他県のものと比べ、味が良いと評判になっているそうです。包装米飯は味とともに便利さも進化しており、手軽ににおいしい新潟県産のお米が食べられるとのことで主食として用いる人も増え、消費量が増加しているそうです。どちらも手軽に食べることができるので、スーパーなどで見かけたら、ぜひ一度手に取って食べてみてはいかがでしょうか?
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
参考ウェブサイト:公益財団法人日本デザイン振興会「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」〈https://www.g-mark.org/award/describe/48371>
(参照日2022‐08‐26)
 
生命産業創造学科:柬理光稀
本記事相談教員:若栗佳介、伊藤美千代
 
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投稿日時: 2022年08月29日 (月)

カテゴリ: 講義紹介 生命産業創造学科

ブランド構築から地域活性化へ

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは!
 
今回は「ブランド構築論」という講義について紹介します。この講義では消費者に商品を選んでもらう際に必要である、商品の「ブランド力」構築についての考え方を学習します。
 
第13回から15回の講義では新潟産のチューリップを強いブランドにする戦略をグループに分かれて考え、発表を行いました。新潟県はチューリップの切り花出荷量が日本一であり、チューリップが県の花でありますが、意外にもあまり知られていないのではないでしょうか。
 
私たちのグループはチューリップで新潟を活性化することを目的に、チューリップをイベントで活用することに着目しました。新潟産のチューリップは令和2年6月1日現在で16品種を輩出しており、チューリップの色や形、品種名などから連想されるようなイベントを考えてみました。
 
例としては新潟3号目の品種である「アルビレックス」を、新潟に存在する野球やサッカーのチームである「アルビレックス」とかけ合わせたイベントです。アルビレックスという品種は写真のように、鮮やかなオレンジ色をしたユリのように花びらが反り返って咲くユリ咲きが特徴で、クラブチームであるアルビレックスは1955年に創設されているため、クラブチームの影響からチューリップの品種名になったと言われています。今回は新たな考えとして、アルビレックスがホームゲームで勝利した際、サポーターにアルビレックスのチューリップをプレゼントするという案を考えました。このようなきっかけから、チームやチューリップの知名度の向上が見込まれるのではないでしょうか。
 
 
出典:新潟県庁『チューリップ育成品種「新潟3号」 愛称:アルビレックス』2021-04-01 https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/nosoken_engei/tulip-niigata3.html (参照2022-07-19)
 
   
その他にも入学式や卒業式、誕生日や母の日、出会いのきっかけとなるようなイベントもチューリップとかけ合わせることができると考えたので、実際に新潟で実現できることを祈っています。ぜひ皆さんもブランド構築の戦略としての地域活性化を考えてみてください!
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
 
生命産業創造学科:小菅来実
本記事相談教員:若栗佳介、伊藤美千代
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投稿日時: 2022年08月26日 (金)

カテゴリ: 講義紹介 生命産業創造学科