リコール計画
リコール計画
予防コントロール(PC)では、文書化されたリコール計画*(Recall plan)を作成することが義務化されています。予想される被害の深刻さによって、以下の3段階に分類されます。
クラス I リコール
最も重大であり、重篤な健康被害、疾病、または死亡の発生の蓋然性が高い場合をいう
クラス II リコール
一般的に完全回復可能な一時的な疾病を発生させる場合。死亡、重篤な健康被害の蓋然性は低い
クラス III リコール
疾病は引き起こしそうにないが、それでも法的違反にあたるもの
リコール計画では、取るべきステップを記述し、顧客への通知、(必要な場合は)公衆への通知、リコールの有効性のチェック、食品の処分といったの目的を達成するために責任を分担します。ただしハザード分析の結果、PCによる管理が必要なハザードが見つからなかった食品では免除されています(酢のような安定性の高い食品がそれに該当するかもしれません)。
*:リコール計画
法令違反をした製品を市場から撤去する活動。「法令違反」、「市場から」のいずれかが欠けた場合は、在庫回収(stock recovery)または市場撤去(market withdrawal)と呼ばれる
2018/7/13