新潟薬科大学 薬学部
薬品分析化学研究室

メタボリックシンドローム予防の一指標となりうる血中ケトン体の定量法に関する研究

メタボリックシンドローム予防の一指標となりうる
血中ケトン体の定量法に関する研究

過度なダイエット、高脂肪食やアルコールの過剰摂取、糖尿病などにより、肝細胞のミトコンドリア内において脂肪酸のβ酸化が亢進され、ケトン体(アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸及びアセトン)が血中及び尿中に放出される。食事の種類と量によってケトン体の量が変動するため、ケトン体の測定は食事管理やメタボリックシンドローム予防の重要な指標の一つとなりうると考えられる。