6次産業化論

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは!
 
今回は、「6次産業化論」という講義について紹介したいと思います。
 
この講義では、世界的な競争や人口減少による農業の転換の時代を迎えた農業生産の付加価値の視点から、また多様化するニーズ、中食・外食やコンビニなど急激に変化する食品市場の変化の視点から、6次産業の展望と構想について学びます。
 
6次産業化とは、1次(生産)、2次(加工)、3次(流通・販売)それぞれの産業を融合することにより、新しい産業を形成しようとする取り組みのことです。
簡単に言うと、6次産業化の「6」は、1次・2次・3次の数字を掛け算したものであり、新たな価値を生み出すことを意味しています。
 
講義で配布された資料の一部です。
 
6次産業化に取り組む際は、生産、加工から流通・販売に至るまでのバリューチェーンを構築し、消費者や市場のニーズを踏まえ、それぞれの段階において付加価値を高める工夫をすることが重要です。
消費者や市場が何を求めているのかを明確化することも大事ですが、新商品やサービスの開発や販路などに問題があり、事業規模の拡大が難しい面もあるのではないかと思います。また、事業を継続するための長期的な資金繰りの見通しや他の商品との差別化を図るなど、商品を売り出すための施策が必要になります。
 
今後の日本の未来が6次産業化によってどのような影響をもたらすのかが重要なカギになってくるのではないかと考えています。
 
最後まで読んで頂きありがとうございました!
 
 
生命産業創造学科 小林千尋
本記事相談教員    齋藤佳介 伊藤美千代
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投稿日時: 2019年11月13日 (水)

カテゴリ: 講義紹介 生命産業ビジネス学科