生産創って何だろう?

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆さんこんにちは。
皆さんは「生命産業創造学科」とはどんな学科か考えたことはありますか?
 
私たち3年生は、地域活性化フィールドワークⅡの授業において、「生産創イメージ創造プロジェクト」というプロジェクトを進めてきました。そのプロジェクトで、生命産業創造学科の1~3年生に「生命産業創造学科について説明できますか?」とアンケートを取ったところ、74%の学生が「説明できない」という結果になりました。「説明できない」人の多くの理由として、『いろいろな分野に取り組んでいて、説明するのが難しいから』というのが挙げられました。
 
そのアンケート結果を踏まえて、生命産業創造学科のイメージを明確にしようと、2018年12月26日に生産創の学生を集い、生命産業創造学科とはどんな学科であるか意見を出し合いました。そこで、学生数人から「なぜ生産創に入学したのに説明が難しく感じるのか」と聞くと、入学前の情報と入学後の認識で学び方の差が生じていると考えられました。例えば、「食品の企画から、開発販売までのプロセスを一貫して学べる」と思って入学したが、「技術は技術で、素材は素材、販売方法は販売方法のようにそれぞれが独立していて開発の仕組みを直接的に学べたという実感がないから」というような意見でした。
 
また、重松学部長にもお話を伺ったところ、大学が学生に伝えたいことと、私たちが考える生産創のありかたにギャップはなかったと考えられます。
 
それなのになぜ、説明ができないのか考えてみると、ホームページなどのコンセプトと私たち学生が考えるイメージにギャップがあるのでは?という結論に至りました。そのギャップを埋めるためには、もっと簡潔な生命産業創造学科のイメージが必要なのではないかと仮定し、新しい生命産業創造学科のイメージコンセプトを考えていきました。
 
そこで考えた、生命産業創造学科のイメージを、今回紹介したいと思います。
 
生命産業創造学科では、理系分野における「食」・「農」・「環境」に関するものづくりの基礎知識と、文系分野における「経済学」・「経営学」の両分野を学び、新たな「ことづくり」ができるビジネスで活躍する人材の育成を目指している学科です。
 
 
講義科目は、生命産業に関する経済学やマーケティング、1次産業論から6次産業化論、食品開発・製造論、食文化論、スマートシティ論、環境科学概論・技術論・汚染論など幅広い分野を学ぶことができるカリキュラムとなっていることが挙げられました。また、商店街や企業におけるフィールドワーク(実地研修)による実践的な講義や活動も多く、学科生は、積極性や課題発見力、プレゼンテーション能力、コミュニーケーション能力、計画性などのスキルが自然と身についていく学科であるというふうにまとまりました。
 
今回、このようなワークショップを行ったことで、学科生は自分が学ぶ「生命産業創造学科」について改めて見つめ直す機会になったのではないかと思います。
皆さんも、生命産業創造学科で実践的活動に参加しませんか?
 
生産創イメージ創造プロジェクト 井口効誌・杉山凌・高野真那・諸橋茉奈
 
(生命産業創造学科は今年度最初の卒業生を輩出するわけですが、まだまだ新しい学科です。実践的な演習科目「地域活性化フィールドワークⅡ」の中で自分達の学科について考え、議論することはとても重要ですし、教員とのコミュニケーションをとりながら、皆さんの感じるギャップについて意見交換することもとても大切です。私たち教職員にとっても、学生の皆さんがどのように感じ、考えているのかを知り、それを学科の運営や教育の方法にフィードバックすることはとても意義深いと思います。教職員や学生の皆さんも一緒になって、このかけがえのない生命産業創造学科がもっともっと素敵な学科に進化するように努力していければ、本当に素晴らしいことですね。これからも共に頑張りましょう。この記事は、応用生命科学部長 重松 亨 が投稿しました)
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投稿日時: 2019年02月12日 (火)

カテゴリ: 生命産業創造学科