夏にさっぱり! 赤かぶ漬け

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは!
 
 
今回は私が2年前期に履修した「食文化論Ⅰ」について紹介したいと思います。この科目は、新潟県の「蒲原・岩船・古志・山古志・魚沼・佐渡」の6つの地域で食べ続けられている郷土食について学ぶ講義です。この講義の特徴としては、初回に自分の好きな地域を選び、複数人でチームを組み発表することです。発表をするために担当する地域について調べることになるため、自然と新潟に興味が湧いてきます。
私の担当した回の「岩船」は新潟の下越に当たる村上市・粟島浦村・関川村の3つの地域を含めた地域の総称です。この地域の有名な食材として天井につるされた塩引き鮭が有名かと思われます。しかし私は、調べる段階で村上市のとある食材に興味を持ちました。
 
 
それは………赤かぶです!!!赤かぶは名前の通り赤いかぶで通常の白かぶに比べて甘く栄養価の高い伝統野菜です。この赤カブは育て方が面白く、焼畑農法で育てられています。焼畑農法とは、畑に生えている草木を燃やしてその灰を肥料とすることで、最低限の農薬で作物を育てることのできる農法です。実際に山形県の県境にある村上市山北地区では、現在でも焼畑を用いた赤カブの栽培が続けられています。
 
出典:「赤かぶ漬け」(農林水産省)
(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/akakabu_zuke_niigata.html) (参照日:2024年7月28日)
 
その赤かぶを使った料理としては「赤かぶ漬け」が有名です。赤かぶを甘いお酢に漬けることにより一年通して食べられる保存食です。特に、この赤かぶ漬けはさっぱりしているため暑い夏にぴったりの一品です。味はかぶ独特の辛味が少なく、食感はシャキシャキとした歯ごたえがあります。赤かぶ漬けは伊勢丹の地下一階にある御漬物専門店の「まるこし」にて購入することができるので興味がある方は食べてみてください。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 
 
生命産業ビジネス学科:伊藤 幹太
本記事相談教員:若栗 佳介、伊藤 美千代
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投稿日時: 2024年07月31日 (水)

カテゴリ: 講義紹介 生命産業ビジネス学科