里山の保護について考えてみよう!

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは!
 
今回は「キャリア形成実践演習」という講義のなかで、私が参加した朝日の森の会の活動について紹介したいと思います。まずこの講義では、それぞれが参加したいと思ったボランティア活動や地域の行事に参加することで、普段から社会に対して意欲的に活動する姿勢や、周囲の人達との円滑なコミュニケーションがとれる力などを身に着けることを目的としています。
 
私は、朝日の森の会が行っている「朝日の森づくり活動」に参加しました。この活動では、4月から12月までの第一日曜日に定例作業を行いながら、地元小・中学校に学びの場を提供したり、市民の方々を対象に里山の現状の紹介や森づくり体験会などを行っています。私はそのなかの定例作業に参加しました。具体的には他の植樹木などの成長を妨げるような下草を刈る下草刈りなどです。
 
では、どうしてこのような活動をする必要があるのでしょうか?それは里山が抱える様々な問題が関係しています。戦後の高度経済成長とともに産業構造や生活様式が急激に変化したことによって燃料としての薪炭や草、カヤの利用の停滞、衰退、人口流出による里地里山地域の過疎化、高齢化、人工林化の進展とその後の外材輸入拡大に伴う森林資源利用の縮小、宅地、ゴルフ場等の造成、農地、河川整備など開発による自然の改変が起こりました。結果として現在の里山は、山林や農地、水路などの自然環境の荒廃、里山特有の生物の生息域の消滅と生物種の減少などの問題が生じています。こうした問題を解決するためにも、朝日の森の会が行っている活動は重要なのです。
 
さて、この「朝日の森の会」ですが、平成19年4月29日の「緑の日」に発足してから今年で15周年を迎えました。朝日の森の会ではこれまでに、その時々の様子を残すという目的で「平成24年に活動5年間の記録」、「平成28年に活動10年の記録」を発刊しています。このブログを見て里山について少しでも興味を持った方はぜひ里山についてご自身で調べてみたり、活動に参加してみてはいかがでしょうか!
 
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 
生命産業創造学科:髙橋怜生
本記事相談教員:若栗佳介、伊藤美千代
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投稿日時: 2022年09月21日 (水)

カテゴリ: 生命産業ビジネス学科