あなたたちはプラスチックを食べている!!

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは。
 
10月に入りもう季節もすっかり秋ですね。
寒いかと思ったら日中暑かったり、
暑いと思ったら雨が降って急に気温が下がったり。。。
「何を着ていこうか」と毎日天気予報と睨めっこしています。
 
秋は基本的に涼しくて好きなのですが、ここだけが難点です。
 
さて、今日は2年の後期にまなぶ「環境汚染論」について紹介したいと思います。
 
「環境汚染論」と聞くと難しいイメージを持たれてしまうと思いますが、
この授業は新潟水俣病などの古くからある公害問題を題材に、公害の原因とその対策にかかるコストや被害者への補償の考え方などを教えてくれます。
そのあたりはちょっと社会科だったかな。
 
でも、古い環境問題だけではなく、地球温暖化やマイクロプラスチック問題みたいな
最近話題になっている環境問題がなんで起こっているのかや、対策なども習いましたね。
環境問題は身近なようで身近ではない。
自分のことで精一杯で、地球スケールの問題をしっかり考えたことが無かった私にとって
そういう話題は全然聞いたことの無いものだったり、自分が思ってる一般的に思われていることと、そういうのに取り組んでる大学の先生とか学者さんの認識がすごく違ってて驚きました。
 
特にびっくりしたのはマイクロプラスチックのお話。
 
 
3年前辺りからレジ袋がお金取るようになったり、最近だとストローやスプーンが紙製や、木製になったりしてるじゃないですか。ああいうのってマイクロプラスチックを無くすためにやられてるから、ああいうゴミが海に流れて行ってマイクロプラスチックになると思ってたんですよ。
 
でも講義で教えてもらった、いま研究されてる内容だと、実は日本ではああいうゴミはほとんど関係なくて、実際には水産業で出ちゃうゴミやペットボトルの方が問題らしい、、、
 
でもそういうのは替わりが無かったり、いろんな産業に影響が大きいので禁止するのが難しいんだそうです。
 
もっと驚いたのは一番大変なのはお洋服を洗濯したときの化繊の糸くずや自動車のタイヤのカスなんかで、それが一番多いのにほとんど対策が出来ないんだとか、、、、
他にも柔軟剤とかお化粧品にも細かいプラスチックが使われてて、
マイクロプラスチックになっているって聞いてびっくりしました。
そういうすごく細かいプラスチックは食べ物や飲み物にも入ってて
私たちは一週間にカード1枚くらいのプラスチックを食べちゃってることもあるそうなんです。
 
え。。。怖くないですか。
 
その話を聞いて「環境問題」に対するイメージが変わりました。
「地球を守るんだ」「綺麗にするんだ」なんて大きなスケールの話ではなく、
自分の身を守るために意識をしなければいけないことなんだと思いました。
 
対策としてできることは、
とにかく分別!!!!
そしてそれをしっかり処理すること。
 
これに限ります。
 
可能だったらお洋服を着るときに自然由来のものを着たり、
お洋服の洗濯ネットをマイクロプラスチックが流れるのを防止するものに変えたりできたら理想です。
 
あとは洋服をリサイクルしたりする事かな。
これだったら簡単にできそうですね。
 
ぜひ、自分のためにゴミの分別や環境問題について意識してくださいね。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
生命産業創造学科:横山 実郁
本記事相談教員:若栗 佳介、伊藤 美千代
 
 
 
 
 
 
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投稿日時: 2023年10月18日 (水)

カテゴリ: 学び 生命産業創造学科