2年に1度だけ開講される幻の講義!?

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは!
 
 
今回は2年に1度だけ開講される、「大学商品開発社会実践演習Ⅰ」について紹介したいと思います。
なんと、この講義では実際に商品開発を体験できるスペシャルな講義になっています!
この講義では、応用生命科学部の生命産業ビジネス学科と応用生命科学科だけでなく薬学部とも共同で行われます。
さらに、2年生だけでなく3年生の先輩方とも協力して行います。
幅広い分野、学年層で行われているだけでかなりスペシャルな講義ですが、指導してくださる教授も豪華になっています!
浅田真一教授
重松亨教授
中道眞教授
松本均教授
と商品開発においてのスペシャリストたちが指導してくださる講義となっています。
 
「将来、食品開発の仕事に就きたい!」
 
「商品開発ってどのように行われているの?」
 
などと考えている人にお勧めの講義です!
さらに、ガクチカにも書けるので就職活動にも有利になります!
 
 
皆さんもこの講義でどんなことが行われているのか覗いてみましょう!
 
 
1,商品コンセプトの決定
やはり商品開発において必要な要素は独自のコンセプトを決定することですね。
コンセプトがあれば商品開発で行き詰まることはほとんどなくなります。
この講義では、長期間保存できるレトルト食品という条件でコンセプトをグループで考えました。
 
↓議論の様子
皆さん真剣に議論しています!!!
 
コンセプトが決まったらグループで共有しました。
グループは全部で4つあり、それぞれ個性的なコンセプトが出ました(^-^)
 
 
2,実際に調理
コンセプトが決定したら、実際に食品を作ってみました。
 
 
 
 
 
みなさん楽しそうに調理していますね!!!
3回試作を行ったのですが、1回目と3回目は実際にレトルトパウチに入れて試作をし、2回目だけは普通に調理を行いました。
 
皆さんはレトルト食品の作り方を知っていますか?
なんと新潟薬科大学でもレトルト食品を作ることができるんです!
 
レトルト食品は長持ちさせるために酸素を完全に抜いて真空状態にしています。
真空状態にできる画期的な機械があります!
 
その機械とは・・・・
その名も真空包装機(HUALIAN DZ-400T型)という機械です!
これ一台でレトルトパウチを真空状態にできるだけでなく加熱から冷却まで何でもできる機械です。
研究室の方たちの間ではVICTORIA(ビクトリア)と呼ばれています。
 
こんな感じでレトルトパウチを固定します。
 
レトルトパウチを真空状態にしたら、滅菌します。
そのときに使う機械は・・・
その名もオートクレーブという機械です。
これは、圧力をかけて滅菌をする装置になります。これを使って1時間ほど滅菌しました。
そして、レトルト食品の完成です!
 
最後に、試食をして改善点などをみんなで共有しました。
 
 
3,振り返り
最後に振り返りをしました。3回の試食を通して、グループで出したコンセプトと矛盾がないことやコンセプトの改善などを行いました。
 
 
皆さん、いかがだったでしょうか?
しかし、大学商品開発社会実践演習Ⅰはまだ終わりではありません!
まだまだ、この講義は続きます。
実際に商品化できるようにグループで力を合わせて頑張ります!!!
 
最後まで、読んでいただきありがとうございました!
 
生命産業ビジネス学科:石見 舞帆
本記事相談教員:若栗 佳介、伊藤 美千代
 
 
 
 
 
 
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投稿日時: 2024年08月28日 (水)

カテゴリ: 講義紹介 生命産業ビジネス学科

夏にさっぱり! 赤かぶ漬け

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは!
 
 
今回は私が2年前期に履修した「食文化論Ⅰ」について紹介したいと思います。この科目は、新潟県の「蒲原・岩船・古志・山古志・魚沼・佐渡」の6つの地域で食べ続けられている郷土食について学ぶ講義です。この講義の特徴としては、初回に自分の好きな地域を選び、複数人でチームを組み発表することです。発表をするために担当する地域について調べることになるため、自然と新潟に興味が湧いてきます。
私の担当した回の「岩船」は新潟の下越に当たる村上市・粟島浦村・関川村の3つの地域を含めた地域の総称です。この地域の有名な食材として天井につるされた塩引き鮭が有名かと思われます。しかし私は、調べる段階で村上市のとある食材に興味を持ちました。
 
 
それは………赤かぶです!!!赤かぶは名前の通り赤いかぶで通常の白かぶに比べて甘く栄養価の高い伝統野菜です。この赤カブは育て方が面白く、焼畑農法で育てられています。焼畑農法とは、畑に生えている草木を燃やしてその灰を肥料とすることで、最低限の農薬で作物を育てることのできる農法です。実際に山形県の県境にある村上市山北地区では、現在でも焼畑を用いた赤カブの栽培が続けられています。
 
出典:「赤かぶ漬け」(農林水産省)
(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/akakabu_zuke_niigata.html) (参照日:2024年7月28日)
 
その赤かぶを使った料理としては「赤かぶ漬け」が有名です。赤かぶを甘いお酢に漬けることにより一年通して食べられる保存食です。特に、この赤かぶ漬けはさっぱりしているため暑い夏にぴったりの一品です。味はかぶ独特の辛味が少なく、食感はシャキシャキとした歯ごたえがあります。赤かぶ漬けは伊勢丹の地下一階にある御漬物専門店の「まるこし」にて購入することができるので興味がある方は食べてみてください。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 
 
生命産業ビジネス学科:伊藤 幹太
本記事相談教員:若栗 佳介、伊藤 美千代
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投稿日時: 2024年07月31日 (水)

カテゴリ: 講義紹介 生命産業ビジネス学科

今話題の6次産業化とは?!

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは! 
  
今回は、「農業ビジネス論Ⅱ」という講義について紹介します。 
この講義では、全国で実施されている6次産業化の事例研究を行い、マーケティングやブランディングを取り入れた6次産業化成功の秘訣などを学んでいます。
 
みなさんは6次産業化と聞いてパッと思い浮かぶイメージはありますか?現在日本テレビで放送されている「ファーストペンギン!」というドラマでも「漁業6次産業化」というテーマを取り上げるほど、最近では6次産業化が盛んになってきており、耳にする機会も多いかもしれませんが「6次産業化」とは一体どのような取り組みなのでしょうか?
 
6次産業化とは、一次産業としての農林漁業、二次産業としての 製造業、三次産業としての小売業等の事業との 総合的かつ一体的な推進を図り、地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取り組みのことです。これは主に農林漁業者が中心となって行う事業ですが、農林漁業者と中小企業者が技術やノウハウを持ち寄って、新しい 商品やサービスの開発・提供、販路の拡大などを連携して行う農商工連携という事業も行われています。
 
第10回の講義ではこの農商工連携を実際に行って事業に成功した優良例から、連携関係にある企業や農商工連携を行うことで生まれた利点などを見つけ出すためのグループワークを行いました。
 実際の授業の様子
 
今回は「梅」「お米」など身近な農産物がテーマであり、それぞれ共同で新商品を開発し、多くの人に農産物の魅力を知ってもらおうとインパクトのある宣伝方法にするなど、細かいところまで工夫がされていると分かりました。みなさんも農産物の加工品などを見つけた際にはパッケージのデザインや商品のコンセプトが何であるかなど興味を持って考えてみてください! 
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
出典:・中小機構「新品種『露茜』等の茨城県産梅を活用した加工品製造・販売によるブランド化事業」『成功事例集(新連携・地域資源活用・農商工等連携)』〈https://www.smrj.go.jp/doc/regional_hq/kanto/2910yoshidaya.pdf〉(参照日:2022年11月28日)
・中小機構「新規需要米『越のかおり』を使用した半生タイ式米麺の開発と製造販売」『成功事例集(新連携・地域資源活用・農商工等連携)』〈https://www.smrj.go.jp/doc/regional_hq/kanto/3009mealworks.pdf〉(参照日2022年11月28日)
 
生命産業創造学科:小菅 来実
本記事相談教員:若栗 佳介、伊藤 美千代
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投稿日時: 2022年12月01日 (木)

カテゴリ: 講義紹介 生命産業ビジネス学科

おもしろい日本酒の知識

応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは!
 
今回は私が気になっている日本酒について紹介しようと思います。
私は元々日本酒に興味があり学びたいと思っていたところ、2年生前期の「地域産業ビジネス論」の授業で日本酒についてグループで調べる機会がありました。その授業で私が担当した酒の種類貯蔵方法を紹介していきます。
 
はじめにお酒は酒税法によると4種類に分けられます。1つ目は発泡性酒類で、ビールや発泡酒が含まれます。2つ目は醸造酒類で、清酒や日本酒、ワインなどの果実酒が含まれます。3つ目は蒸留酒類で、焼酎やウイスキー、ブランデーが含まれます。4つ目は混成酒類で、リキュールやみりん、梅酒などの甘味果実酒が含まれます。
醸造酒類の中に清酒と日本酒が含まれていますが、違いはご存じですか?清酒とは、「米や米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの」であり、日本酒は「原料の米、米こうじに日本国内産米のみを使用し、日本国内で醸造したもののみ」を指します。
 
次に貯蔵方法についてです。酒の種類や製造方法によって違いはありますが、一般的にはタンクの中や瓶に詰めて冷却するなどの方法で貯蔵されています。また、清酒は光と温度に注意しなければなりません。清酒は日光や蛍光灯などの光に当たると、清酒に含まれる糖類やアミノ酸などが熟成し着色成分ができ、変色してしまいます。さらに紫外線により、清酒の中に入っているビタミンなどの微量成分や有機酸などが分解され、独特な劣化臭が発生してしまいます。これらの対策として、下の写真のように瓶の色を、左から右にかけて紫外線を吸収しにくい褐色やエメラルドグリーンにしています。
            
                 写真1
 
また、新潟県内で変わった貯蔵方法を行っている酒造がありました。三条市にある福顔酒造株式会社の「洋酒樽で貯蔵した日本酒。」です。これはウイスキーの樽、バーボンの樽、ブランデーの樽で貯蔵した3種類の日本酒で、それぞれの芳醇な香りと、福顔酒造の日本酒が持つまろやかな旨味を生かすという洋酒と日本酒の良い所を組み合わせた商品だそうです。個性豊かな新しいお酒で、珍しいためプレゼント用として選ばれることが多いそうです。
                 写真2
 
私は20歳になり興味のあった日本酒を飲んでみましたが、まだおいしさは分かりませんでした…。また、近年若い人たちの日本酒離れが起きているそうです。新潟のおいしい日本酒を広めることで、若い人にもおいしいと感じてもらい色々な種類の日本酒を飲んでほしいです。私はこれから新潟の色々な日本酒を飲んで、おいしさを分かっていけたらと思っています。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 
【出典】
・写真1:ウェザーニューズ「お花見前に知っておきたい 紫外線を通しにくい日本酒の瓶の色は?」(参照日:2022年11月11日)
・写真2:福顔酒造株式会社「商品紹介」(参照日:2022年11月11日)
 
生命産業創造学科:石山 綺莉
本記事相談教員:若栗 佳介、伊藤 美千代
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投稿日時: 2022年11月14日 (月)

カテゴリ: 講義紹介 生命産業ビジネス学科

今、進化しています!

 
応用生命科学部公式ブログをご覧の皆様、こんにちは!
 
今回は、「農業経済学」の授業について紹介します。
この授業では、農業ビジネスの推進に必要な、生産、品質管理、制度、業界構造、金融、貿易について説明することができることを目標とし、農業の現状から将来あるべき姿まで幅広く学んでいます。
 
新潟県は農業が有名ですよね。新潟出身の方であれば、家が農家という方や学校の授業等で農業体験をしたことがあるという方が多いのではないでしょうか。
農業は大変そう、私達と同世代の仲間が少なそうなど農業に対するイメージは良いものだけではないと思います。しかし、その農業が今、進化しています。
 
ここからは、農業経済学の授業で学べる、農業と先端技術を掛け合わせた「スマート農業」について説明します。
スマート農業とは、ロボット、AI、IoTなど先端技術を活用する農業のことです。スマート農業は、作業の自動化、情報共有の簡易化、データの活用により、生産現場の課題を先端技術で解決します。
 
スマート農業を取り入れることで、具体的にどのようなことが可能になるのか説明します。
まず、ロボットトラクタ、スマホで操作する水田の水管理システムなどの活用により、作業を自動化し人手を省くことが可能になります。
次に、位置情報と連動した経営管理アプリの活用により、作業の記録をデジタル化・自動化し、熟練者でなくても生産活動の主体になることが可能になります。
そして、ドローン・衛星によるセンシングデータや気象データのAI解析により、農作物の生育や病虫害を予測し、高度な農業経営が可能になります。
 
出典:農林水産省「スマート農業の展開について」2022年10月
(参照日:2022年11月11日)
 
私は、農業がとても進化していることに驚き、農業に対するイメージが変わりました。
是非、家の周りや帰り道などの見慣れた風景をもう一度、見直してみてください。きっと、皆様の周りでも農業は進化しています。
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
 
生命産業創造学科:遠藤 星奈
本記事相談教員:若栗 佳介、伊藤 美千代
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投稿日時: 2022年11月12日 (土)

カテゴリ: 講義紹介 生命産業ビジネス学科